自前のオーダースーツ紹介③-明るいトーンのスーツは要注意-

2023年4月23日オーダースーツ

伝えたいこと

明るめのトーンのスーツはそれ自体オシャレで、カッコいい!ただし、着用回数が少なくなりがちなので、まずはネイビーやグレーなどの基本的な色味を揃えてから作るのがオススメ!

自分の関心のまま吸収したことを共有し、少しでも誰かの役に立てれば・・・!

引き続きパターンオーダーした自前のスーツをご紹介します。

オーダースーツの仕様に悩まれている方には、多少の参考になるかもしれませんので、是非ご覧いただければと思います。

その他のオーダースーツのご紹介ついては、以下もご参照ください。

持っていて間違いないスーツはこれ?-自前のオーダースーツの紹介①-

自前のオーダースーツ紹介②-オジサンこそブラウンを着るべし-

オーダーのコンセプト

パターンオーダーかビスポークかに限らず、スーツを作る際に個人的に最初に考えるべきだと思う「オーダーのコンセプト」。

要は「どんな場面での着用を考えているか」ということ。

仕事なのか、プライベートなのか、はたまたそれ以外の特別な機会用なのか。

それによってベターな生地や仕様が変わってくるからです。

今回のオーダーコンセプトは、「休日にオシャレするため、セットアップ使いできそうなドレスダウンできる冬用スーツ」

という、相変わらず前回と同じコンセプトを設定。

ただ、これまでフランネルなどの生地感の強いスーツしか作ったことがなかったので、今回は雰囲気の違う生地で作ろう、ということだけは決めていました。

パターンオーダー第3号のスーツ。

生地

前回作ったスーツからブラウンの虜になり、今回もブラウン系からチョイス。

ただブラウンでも同じトーンで作ってしまってはバリエーションに欠けるため、明るめのブラウンを探していたところ…、

当時はミルクティーのような色味に見えましたが、今見るとチャイのような色味、という表現のほうが近いかも。
どうでも良いですが。

目に留まったのが"LASSIERE MILLS(ラッシャー・ミルズ)"のこのベージュとブラウンの中間のような生地。

ちょっとミルクティーっぽい色が、オシャレすぎる…!!!

ラッシャー・ミルズについては、1949年設立のイギリスの生地メーカーで、日本での知名度はそこまで高くないようですが、業界では有名な名門老舗生地メーカーだそうです。

特に、今回選んだ”キャバルリーツイル”の生地はラッシャー・ミルズの定番生地として有名。

キャバルリーツイルとは、斜めに直線の織柄が特徴の生地。

その昔は騎兵隊のキュロットに使われた耐久性に優れている生地で、どちらかというとカントリーテイスト寄りな生地…ということです。

細かいウンチクはさておき、「織柄を残しつつツルッとした生地感がなんとも都会的ではないか!」という解釈のもと、「ちょっとトーンが明るすぎるかなー」という心配はありつつも、一目惚れしたこの生地で作ることに決めました。

由緒正しいイングランド製。
この直線の織柄がキャバルリーツイルの特徴。織柄が均一だからか生地自体にほんの少し光沢感もあり、ドレッシーにも見えます。

2020年頃で、確か価格は17万円ぐらいでした。

仕様

今回も、既製品では数が少ないダブルジャケットでオーダー。

ダブルジャケットのため、着丈は通常よりも1cmほど短くしました。

この着丈を少しだけ短くする点は、以下の記事に詳細を記載していますので、是非ご参照ください。

自前のオーダースーツ紹介②-オジサンこそブラウンを着るべし-

要はダブルジャケットは打ち合いが深く、ボタンを開けて着ると着丈が長く見えるので、ジャストサイズの着丈よりも少し短く作っても良い、ということです。

腰ポケットはオフの日用なので、スポーティー感の強いパッチポケットでも良かったのですが、少し光沢もありドレス感のある生地だったので、今回はフラップポケットに。

裏地は背抜きで、袖ボタンは4つボタン重ね。ここは、今までのオーダーと同じ仕様に。

1つボタンを外して着ていたので3つに見えますが、4つボタンの重ねです。

ホーンボタンに、サイトベンツ。裏地は背抜き。

今回は明るめのトーンの生地でしたので、ボタンもブラウンのマーブル系をチョイス。

裏地はベージュ系の生地と相性の良い、ブラウンを選びました。

なお、パンツは今までのオーダースーツと同様に2アウトプリーツのサイドアジャスターです。

で、出来上がったのがこちら。

相変わらず、色味の分かりにくい写真ですみません…。

感想:めちゃくちゃカッコいいが…最初はちょっと恥ずかしい

仕上がりは大満足。で着てみると…、

生地の色のトーンが思いのほか明るく、最初はちょっと着るのが恥ずかしかったです…。

街中でこのトーンのスーツを着ている人もあまりいないため、結構目立ちます。

かれこれ2シーズンほど着て、自分の中で慣れてきましたが、それでも他人の目線が気になることはあります(笑)。

ここからは独断と偏見になりますが、今回分かったこととして、生地の色味が明るいスーツは、スーツ自体の存在感に負けないよう、身だしなみに特に気を使う必要があるということでした。

例えば髪型も、スーツのパワーに負けないよう、しっかりセットする必要があると思います。

その意味では、顔が濃い目の人のほうが似合う気がします。

私は彫りが浅い塩顔ということもあり、自分の中でしっくりくるまで時間がかかりましたね…(笑)。

ダークトーンの方がやっぱり使いやすい

ということで、今回作った明るめのトーンのスーツ、間違いなくカッコいいんですが、着用頻度はそこまで高くないのが実態です。

とても気に入っているんですが、2回目に作ったトーンが暗いブラウンのスーツの方が何となく着ていて落ち着くため、こちらの方が着用頻度は高いです。

個人の好みによるところはもちろんありますが、やはりダークトーンの色味のスーツの方が明らかに日常使いしやすいと思いました。

街中に馴染みますしね。

とはいえ明るめ生地のスーツは、やはりそれ自体がオシャレに見えますし、着用する回数が少なかったとしても、クローゼットに1着は欲しいところ。

ということで、ネイビーやグレーの基本的なスーツを何着かお持ちの方で、気分を変えたい方には是非チャレンジしていただきたいとは思います。