パンツの裾幅について-18~20cmがいい感じ-
大人っぽいエレガントさを出すなら、18~20cmがちょうど良い
自分の関心のまま吸収したことを共有し、少しでも誰かの役に立てれば・・・!
ということで、今回は最近のメンズファッションでのパンツの裾幅について共有したいと思います。
ここ数年、メンズファッションのパンツのシルエットの選択肢が増えました。
イタリアンクラシコブームの影響を受けた細身のパンツ一辺倒の時代から、太めのパンツも市民権を得たように感じています。
パンツの細身、太みを考える上で重要な要素の1つが、靴へ繋がるシルエットを決める「裾幅」。
ということで今回はパンツの「裾幅」という、かなりマニアックな部分にフォーカスしたネタですが、気になる方は是非お付き合いください。
目次
細身(裾幅16~17cm)一辺倒の時代
以下の記事でも書きましたが、一昔前まではノープリーツの細身パンツが全盛でした。
当時はくるぶし丈ぐらいの短めの丈で、パンツの裾幅は16~17cmぐらいでした。
丈が短いのに、裾がもたついていては細身で軽快なスタイルは成立しない。
なので、裾幅もかなり狭く取られていたパンツばかりでした。
クラッシック回帰の時代へ
イタリアンクラシコ一色の時代から、イギリス、フランス、はてはアメリカンなスタイルまで、幅が広がった2020年代のメンズファッション。
その影響からか、裾幅16~17cmの細身パンツもありつつ、18~20cmの少しゆとりのあるパンツが出てきたのかと思っています。
カーゴパンツなど、ミリタリー由来のパンツには20cm以上のものも出てきました。
さて、そんな中で何を基準にパンツを選ぶのが良いのか。
裾幅の観点から整理してみたいと思います。
裾幅が広いブーツカットや、裾がゴム仕様になっているリブパンツ等を除けば、裾幅とパンツのシルエットはある程度関係すると思います。
それを前提に、裾幅とパンツのシルエットから、それぞれの印象を整理してみると…、
シルエット | 印象 | |
16~17cm | 細身 | スタイリッシュ |
18~20cm | ジャスト | エレガント |
20cm以上 | 太め | カジュアル |
もちろん、生地の素材感やディテールによって一概に上記のようなことは言えません。
なので、一つの目安と捉えていただければと思います。
どれが正解ではなく、どう見せたいかで選ぶ
上記の印象から、軽快かつ若々しく、スタイリッシュに見せたい場合は裾幅16~17cmの細身のパンツを。
大人っぽいゆとりを残した印象にしたければ、裾幅18~20cmのジャストサイズのパンツを。
肩肘はらない、カジュアルな印象にしたければ、裾幅20cm以上の太めのパンツを選ぶのが良いと思います。
大人の余裕を見せたい40代へのオススメとしては、裾幅18~20cmのジャストサイズのパンツです!
ただ、どう見せたいかは好みによって決まること。
パンツの選択肢が増えた今、どの裾幅のパンツを履くかに正解はなく、どう見せたいか、どんな気分か、どんなスタイルが好きか、で決めて良いと思います。
身長、靴の大きさとのバランスだけには注意
裾幅の表記を「18~20cm」というように幅をもたせて表記していました。
これは、身長や靴の大きさによって、多少のアレンジが必要だと思うからです。
身長が低めの方や、足が小さい方は裾幅を狭めないと、バランスが悪くなってしまいます。
また、その逆で身長が高めの方や、足が大きい方は裾幅を広く取らないと、同じくバランスが崩れます。
ちなみに私は身長178cmで、靴の大きさは身長と比較して少し小さめの26cm。
個人的にベストな裾幅は19~20cmかな、と思っています。
たかが裾幅、されど裾幅
ということで、超マニアックな裾幅の話でした。
パンツはコーディネートの面積でも大部分を占める部分。
パンツのシルエットは全体の印象を左右する力があると思います。
自分の好みの印象にマッチするベストな裾幅を見つける参考になれば幸いです。