中小企業診断士 2次試験突破のコツ~解答の書き方編~

2022年11月19日中小企業診断士試験

伝えたいこと

みんなが書くような解答要素をなるべく多く盛り込み、素直に解答する「全部のせ答案」が良い!

自分の関心のまま吸収したことを共有し、少しでも誰かの役に立てれば・・・!

ファッションとは全然関係ありませんが、今回は中小企業診断士2次試験の事例Ⅰ~Ⅲで心がけた解答の書き方についてご紹介します。

以下の記事でも紹介しましたが、事例Ⅰ~Ⅲの点が伸びず、2次試験で3回不合格を経験しました。

中小企業診断士 2次試験のコツ~教材編~

今思えば、合格できなかった理由は「みんなが書いている内容が書けていなかった」ことだと推測しています。

そのことに気づくことができたのは、「ふぞろいな合格答案」で合格者の答案を知ることができたためです。

不合格続きで苦しんでいた頃の私の解答の書き方と比較しつつ、「ふぞろいな合格答案」を読んで気づいた「オススメの解答の書き方」についてご紹介したいと思います。

なお、上記のとおり事例Ⅰ~Ⅲをメインとした内容です。事例Ⅳに関する点は省略しています。

また、2次試験については以下でも記事を書いておりますので、ご参考になれば嬉しいです。

中小企業診断士 2次試験突破のコツ~過去問の解き方編~

中小企業診断士 2次試験突破のコツ~勉強方法編~

中小企業診断士 2次試験突破のコツ~過去問は何年分を何回解くのが良い?~

不合格時の解答(優先順位付け答案)

例えば事例Ⅰで、「組織の活性化についての具体的な施策」について問われたとします。

解答字数は120字。

問題文から、以下の施策については妥当性があると判断したとします。

  1. 社員教育・研修制度の充実
  2. 能力に見合った評価・報酬体系の整備
  3. ジョブローテーション制度の確率
  4. 権限移譲の推進
  5. 社内ベンチャー制度の創設

上記を前提に、不合格だった過去3回の試験での私の解答方法は、以下のようでした。

一般的に中小企業は経営資源が乏しい。

であれば、上記の1~5から特に実効性が高いものを選択する必要がある。

なので、相対的に実施に時間のかかりそうな「3~5」は解答から除外し、「1」と「2」の施策を解答する。

さらに、「1」と「2」の施策を選択した理由について、詳細に記載しよう。

という感じでした。

考えついた施策のうち、自分の判断で優先順位を付けて「1」と「2」だけを回答する。

これを「優先順位付け答案」と呼ぶことにします。

合格時の解答(全部のせ答案)

これに対して合格したときの解答は、上記の1~5の要素を箇条書きで全て書きました。

理由は「ふぞろいな合格答案」の合格者の答案では、記載されている解答要素が多かったため。

それを真似て、自分の解釈で解答要素を除外せず、実行可能な施策は全て書く、という方法で臨みました。

これを「全部のせ答案」と呼ぶことにします。

実際の点数から望ましい解答を考える

結果、「全部のせ答案」で事例Ⅰ~Ⅲの点数が大幅にアップしたと推測しています。

実際に得点開示請求をした結果が以下です。

上2段が不合格時、1番下の段が合格時。Aが事例Ⅰ、Bが事例Ⅱ、Cが事例Ⅲ、Dが事例Ⅳを指す。

1番下の段が合格時の点数ですが、事例Ⅰ~Ⅲで10点~20点近く点数が上昇していました。

この結果だけからではありますが、望ましい解答だったのは、おそらく「全部のせ答案」。

つまり、2次試験では可能な限り考えられる解答の要素を、なるべく多く記載することが重要だった

と考えられます。

残る違和感

「本当にそれで良いのか?診断士なら施策の優先順位付けをして助言するべきではないのか?」

と、最初は合格者の答案例を見て思いました。

「優先順位付け答案」の方が、解答の要素は少ないが、施策を選択した理由も書いている。

そちらの方が点数が高いはず…と思っていました。

限られた時間と字数での限界

ここまで考えると、「結局キーワード採点なのか?」という疑念すら湧きます。

ただ、必ずしもそうではないようで、「優先順位付け答案」で合格されている方もいるようです。

では、不合格だった私に足りなかったのは何か?

おそらく、それは表現力と要約力だったのかもしれません。

先ほど「施策を選択するに至った理由も書いた」と書きました。

明快な理由で「1」と「2」の施策のみを実施することの妥当性が伝わっていれば、高得点だったかもしれません。

ただその理由の内容が試験委員の方にうまく伝わっていなかったのではないか、と思っています。

もっとコンパクトに、適切な用語を使えれば、「優先順位付け答案」でも合格点を獲得できたかもしれません。

ただ、80分という限られた時間と字数の中で、高い表現力で要約した解答を作るのは至難の技。

結局、高い表現力や要約力が必要となる「優先順位付け答案」で高得点を取るのは難しい、と思います。

合格の近道は「全部のせ答案」

「優先順位付け答案」の最大のリスク、それは解答の要素が少ないため、分かっていないとみなされること、です。

キモとなる施策を選択した理由などの肉付け部分の内容が伝わらない場合、単に「3~5」の要素が書かれていない「内容が薄い答案」に見えてしまう、ということです。

「ふぞろいな合格答案」を見ると、合格答案の多くは「全部のせ答案」のようです。

そんな中、「優先順位付け答案」で、情熱を注いで書いた肉付け部分が伝わらないと、明らかに解答要素が少ない答案と見えてしまう。

結果、「全部のせ答案」と比較すると、「優先順位付け答案」の答案は分かっていない人の答案のよう見えてしまう可能性が高いんだと思います。

素直に解答要素を全部書いてみよう

あくまでこれは、私自身の個人の経験にはなりますので、合格を保証できるものではありません。

が、不合格時と合格時で変えたことは、私自身の学力は不合格時と合格時であまり変わっておらず、答案の書き方を「優先順位付け答案」から「全部のせ答案」に変えただけであること。

そして事実の2つ目は、これだけで点数が伸び、合格できたことです。

しっかり勉強しているのに、点数が伸びずに苦しんでいる…という方がいらっしゃれば、是非、一度「ふぞろいな合格答案」に目をとおしていただけると幸いです!